経理はどこの会社でも基本が同じであり、専門性の高い部署であることから、転職しやすいイメージがある方も多いのではないでしょうか。職種ごとの募集人数を比較してみました。
調査方法
転職サイト大手3社(リクナビネクスト、マイナビ転職)から、総求人数と経理・人事・総務・営業の求人数を調査しました。
転職サイトのオープン求人(非公開ではない求人)を調査しました。
なお、各サイトで重複している求人を含みます。
経理 | 2,659件 |
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人事 | 1,763件 |
総務 | 1,289件 |
営業 | 17,406件 |
調査結果
調査の結果、経理・人事・総務の事務部門の中では圧倒的に経理の募集人数が多いことがわかりました。
なぜ、経理の募集は他の事務部門よりも多いのでしょうか。
理由1:部署の人数が多いから
多くの会社において、人事・総務といった他の事務部門よりも経理の方が人数が多いことが募集人数に関係しています。
会社の数字を扱う部署であるだけに、内部統制上も複数の目でチェックできる体制が必要ですから人数が多くなる傾向にあります。
理由2:どの会社でも基本が同じですぐに活躍できるから
会計の基本知識はどの会社においても共通ですから、採用された後にすぐに活躍できるというメリットがあります。経理で身につけた専門知識は多くの会社で評価されます。
理由3:人の入れ替わりが激しいから。
どこの会社でも活躍できるということは、経理は転職活動がスムーズに進みやすいです。ということは、辞めた人の穴埋めに募集がかかります。人の入れ替わりが激しいのも、経理の特徴です。
事務部門と比べて営業は募集人数が圧倒的に多い
営業の募集人数が圧倒的に多いですね。
管理部門である、経理・人事・総務は人数を増やしても利益には結びつきません。むしろ、人件費が増えるので人数が少ないに越したことはない部署です。
一方で、営業は人数を増やすことで会社の売上、利益が向上する可能性があります。
募集人数が多いのは、売上や利益に貢献してくれる営業の人を多くの企業が求めているからと言えます。
ただし、経理と比較して営業は【どこの会社でも通用する知識】としては弱いです。物を売るには製品の知識が不可欠ですが、転職すれば、製品の知識を一から身につける必要があります。
結論!経理は事務部門の中では圧倒的に転職しやすい
人事・総務と比較して募集人数が多い経理はそれだけチャンスが多いです。
また、営業の方が募集人数自体は多いものの、転職すれば売るものが変わるため、製品知識を一から身につける必要があります。どこの会社でも通用する専門知識を持っている経理は転職しやすいでしょう。
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