経理・営業・総務・人事で比較!経理は働きやすい職種なのか。
経理は他の職種と比較すると働きやすそうなイメージがある人も多いのでは?。
実際に働きやすいのか、経理・営業・総務・人事で比較します。
調査方法
転職サイト大手3社(リクナビネクスト、マイナビ転職)から、経理・人事・総務・営業の求人について、以下の項目から調べました。
☑正社員の募集割合
☑休日条件 以下の項目にチェックを入れて抽出された求人の割合
・土日祝日休み
・年間休日120日以上
・完全週休二日制
転職サイトのオープン求人(非公開ではない求人)からです。なお、各サイトで重複している求人を含みます。
調査結果
正社員の募集件数/ 正社員の募集割合/休日条件を指定した場合の募集件数/休日条件をしていた場合の募集件数割合
経理 | 2,530件 / 95% / 808件 / 30% |
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人事 | 1,678件 / 95% / 649件/ 37% |
総務 | 1,222件 / 95% / 389件/ 30% |
営業 | 17,406件 / 94% / 5,196件/ 30% |
調査結果からわかること
職種ごとに大きな差は見られませんでした。
正社員の募集割合
働きやすさに直結する、正社員での採用について調べましたが、結果をご覧いただくとわかる通り、どの職種でも大きな差はみられませんでした。
募集のうち、どの職種においても正社員の占める割合は約95%でした。
人手不足と言われる今の時代、多くの企業が、長く働いてくれる正社員を求めています。
休日の取りやすさ
こちらも職種ごとに大きな差異は見られませんでした。
人事のみ、37%と他の職種に比較して休日の取りやすさが目立ちますが、求人の絶対数は3つのサイトを合わせても649件と少なくなっています。
ただし、営業の方は休日にも顧客とのゴルフなどの接待がある場合も。この場合でも、土日は休日だったとみなされてしまいます。
経理は働きやすい職種と言われるのはなぜ?
調査結果では、正社員の求人数・休日の取りやすさについて職種ごとに大きな差は見られませんでした。
それでも、経理が安定した職種と言われやすいのはなぜでしょうか。調査結果には現れなかった経理ならではの強みに理由があります。
どこの会社でも通用する専門知識
会計の知識はどこの会社でも共通です。したがって転職後も即戦力として働くことができます。また、一朝一夕で身につく専門知識ではありません。誰にでもできるわけではない業務を行えるのが経理の強みです。
当然、転職にも有利です。また、ほかの職種に転職するにしても、経理の経験は会社の数字がわかるという強みになります。つぶしがきく、という意味では経理は良い選択肢です。
休日をコントロールしやすい
経理は基本的に社内の人が相手です。社内の人から情報を集めて、資料を作成したり事業の推進に力を貸したりします。したがって、会社の休日は経理も休日が基本。営業のように社外のお客さんの事情に合わせる必要はありません。
また、経理の仕事は波がはっきりしています。決算期は忙しいものの、それ以外は個人の裁量で有休を消化しやすい環境という会社も多いです。
会社の経営状況を1番に把握できる
誰よりも先に会社の数字を見て理解できるのが経理。会社が傾きかけたら、まず経理の人が辞めていくと言われます。それだけ早く会社の状況を理解できるのは経理の強みです。経理経験は先に述べたようにどこの会社でも使えますから、転職にも踏切やすいです。会社が潰れる前に動くことができる、つまり職を失う期間が少なくて済みます。
まとめ
どの職種においても、正社員の募集人数や休日条件には差はありませんでしたが、どこの企業でもやっていける知識を身に着けられるという点では、経理は働きやすい職種と言えそうです。